NTTドコモの値下げでKDDIは楽天と提携
投資界隈では話題として取り上げられているブログも多数ありますがNTTドコモの通信料金値下げが発表されました。
NTTドコモの吉沢和弘社長が、携帯電話の通信料金を2019年4~6月期から2~4割程度値下げすると発表した。
携帯大手に対し、菅義偉官房長官は「4割程度」の値下げを求める発言を繰り返してきた。
吉沢氏は「ドコモが自主的に判断した」としているが、政府の求めに最大手が応じた形となった。
KDDI(au)とソフトバンクも追随するとみられる。
この値下げの影響で利益減少となりますが、現在の営業利益規模に戻すためには2024年を目安にしているとのことです。ドコモのような成熟企業に投資する人は配当金が目当てだと思うので源泉となる利益が減少するのは投資家にとっては嫌気されます。
新規事業に投資して損失計上により利益減少ならまだ許せますが、顧客還元の値下げですからね。売上が伸びるわけでもないです。
私の予想ではドコモが値下げしたからといってauやソフトバンクから乗り換える人がいるとは思わないので業界のシェアは変わらないでしょう。手続きが面倒ですし安さ重視の人なら格安SIMに既に変えていると思います。
通信プランの見直しで値下げになりますが家計への影響は1割~2割程度の値引きになると思っています。現行プランでは端末代金を安くして通信料金に上乗せするような料金体系になっています。新プランで通信料金を安くして端末代金を上乗せするような流れを行いそうです。端末代金が安ければお得感がアップしそうです。
【KDDIと楽天は提携】
KDDIは11月1日、2019年10月に携帯電話事業の開始を予定している楽天と、通信網のローミング(相互接続)を行うことで合意したと発表した。接続を認めるエリアは、東京23区、大阪市、名古屋市、混雑エリアを除く日本全国。提供期間は26年3月末までとし、楽天は期間内にネットワーク建設を進め、完成した地域から自社ネットワークに切り替えていく。
両社は今後、決済・物流事業でも協業する方針で、KDDIは楽天の店舗網・配送網を活用し、非通信サービスの強化を図っていく。
ドコモやソフトバンクと提携される前にKDDIが手を打った感じです。
新規参入する楽天の通信料金はMVNOの格安SIM並に安価な料金体系で提供できると謳っていました。
日本の通信株も持っていないし既に格安SIMにしている私から見れば関係無い話しです。