資産形成に必要なスキルは1つだけ
日本人は投資をしている割合が少なすぎて誰に聞いてもまともな回答は返ってきません。投資している人に出会っても短期売買の利ザヤ稼ぎでキャピタルゲイン狙いが多いです。
日本人が短期投資でトレーダーまがいの投資しか根付いていない原因は、株価がバブル期の高値を超えていないのが1つの要因となっていると思います。
バブル期の高値で株式を購入してしまった人は、買い増しをしていなければ現状でも損している状態です。30年(人生の1/3)を費やしてもプラスにならないなら持っている意味ないですよね。
株式保有者はバブル期に購入した現在の高齢者が多いので自分の親世代に聞いても「損するから止めておけ」と言われるのがオチです。
【投資の王道で資産形成できる】
キャピタルゲインのみを狙った短期投資は誰がやっても上手くいく投資方法ではありません。本来の投資とは株式を長期で保有することで企業の利益成長と共に株価が上昇していった結果がキャピタルゲインの獲得となり本当の意味で企業に投資するということです。
そもそも投資の王道とは長期、分散、積み立てとなります。資金力が圧倒的に多いお金持ちは積み立てなどをしなくても問題はありませんが、一般サラリーマンに向けて書いているので積み立ては必須です。
長期はその名の通りで10年、20年又は死ぬまで株式を売るずに保有することです。数日、数か月といったスパンでは企業が成長した株価上昇でなく株式市場のランダムな上下動の動きによる利ザヤ狙いとなってしまい結局は損する可能性が高いです。
長期で保有して企業と共に成長する、その間にインカムゲインである配当金を貰いながら気長に待つだけです。
文字だと簡単そうですが実際に行うのは至難の技ですね。リーマンショックなどの危機がくれば資産が半分になったりするわけですから、将来成長すると思い半値になった株式を持たないといけません。
分散は時間と金融商品に分けられます。株式、不動産、債券などの金融商品を分散してポートフォリオのアセットアロケーション(資産配分)を分ける必要があります。私は株式100%で運用中です。
時間分散は株式市場が割高な時に一括購入すると買った後に暴落がきてしまった場合に精神的に余裕がなくなります。暴落後も買えるように時間を分けて購入するのがベストです。
最後の積み立ては時間分散と似ていますが、資金源が少ないサラリーマンは毎月の給料から少しずつ積み立てるのが資産形成として近道かと思います。株式が安くなってから買うのが一番良いですがいつ安くなるか分かりませんからコツコツ積み立てるのが楽ですね。
【サラリーマンが資産形成するには】
資産形成する為に必要なスキルは長期・分散・積み立てを将来に渡って継続することです。毎月の給料から一定額を投資に回せばいいのです。子供が出来て一時的に投資に回せなくても家計に余裕ができたら再開すれば資産形成はできます。
資産形成は「途中で投資を止めない」が一番重要となります。