家賃収入が欲しいならリートで十分だと思う
老後の為に給料以外の収入を作ろうといった名目で不動産の家賃収入を勧めてくる業者がいます。何故か不動産投資は日本人の中でも浸透しているのに株式投資はギャンブルとイメージされがちです。
私は株式投資よりも現物不動産投資の方がリスクが大きいと思っています。
- 空室
- 人口減少
- 家賃滞納
- 災害
- 流動性が低い
不動産投資をやったことがない私ですが、大まかに上記のリスクが考え付きます。災害で建物が崩壊してしまうことは滅多にないと思いますが、人口減少中の日本では空室リスクは将来的に高い割合になると感じています。
現物不動産の利点として銀行から融資してレバレッジを掛けれるので上手く運用できれば株式投資より早く資産増加が期待できます。但しサラリーマンが片手間に不動産投資を行えば高い確率で失敗するでしょう。
【不動産投資ならREIT】
REIT(リート)とは不動産投資信託のことです。現物不動産を運営している法人に投資を行い報酬で分配金を受け取り疑似家賃収入が貰えます。
リートの良い点は利益の90%以上を株主に還元すれば法人税免除となり税金面で優遇されています。そのおかげで分配金利回りが株式よりも高くなります。
売買の流動性の面でも現物不動産よりリートの方が良いです。現物不動産は契約書に押印して銀行融資で押印してと様々な手続きで時間が必要です。自分が今日売りたいと思っても相手がすぐ見つかるわけでもないです。売り時を逃して景気後退局面に入り不動産価値が減少していくかもしれません。
リートであればスマホやパソコンから簡単に売買できて流動性も高いです。片手間で不動産投資は出来ないので我々サラリーマンはリートで我慢するしかないのです。
【日本で不動産投資は怖くて出来ない】
不動産投資で表面利回りが10%であれば元を取るのに10年掛かる計算です。今から始めて10年後の2028年で元手を回収したとします。
日本の人口は2018年~2030年までで約1500万人ぐらい減少するみたてです。未来を見てまともな物件を選ばなければ安定した家賃収入は期待できません。しかもまともな物件は不動産屋が真っ先に獲得すると思います。
だったら無理せずに不動産投資している法人の株式を購入するほうが賢明です。