年金が減少するなら自分で作ればいいのではないか
今の現役世代は年金が減額、受給年齢の繰り上げが決定されていると言っても間違いないと思います。損得勘定で考えれば割に合わないと感じるかもしれません。
しかし株式投資の観点から見れば年金は素晴らしい金融商品になります。私の場合ですが厚生年金納付金額に対しての年金支給額は年率にして10%を超えています。
これは貯金で例えればバブル期の定期預金の8%を超えています。昔は8%も預金金利があったこと自体凄いですね。他にもリスクを取った株式の配当金が高配当の銘柄でも5%程度ですので年金の10%は圧倒的に高い利率となっています。
30年以上ある私の年金額が将来どの程度まで減るのか現段階では全くわかりませんが納付しておくほうが良いですね。
年金は自分で作る時代になった
政府が貯蓄から投資へとスローガンを掲げて推進していますが浸透するのはかなり先になりそうです。外国に比べ日本の金融教育は遅れていると言われています。欧米では小中学生の頃から学校で金融教育を徹底しているので大人になれば自然と投資をして資産を築いていきます。
今はどうか知りませんが日本の学校では金融について表面上しか学びませんね。学校で教えないし家に帰っても親が投資していなければ学ぶ機会はありません。その結果が今の日本衰退を招いた一因でもあります。
年金に期待できなければ自作年金を作るしかありません。
簡単にいえば働かずにお金が入る仕組みをつくるわけですから、株式投資の配当金や債券の金利が1番安定していると思います。年金に必要な役割は安定したインカムゲインが期待できるのかどうかです。アフィリエイト等のネット収入は規定や法改正などで収入が突如無くなる危険性があるのでオススメしないですね。
株式の配当金は企業業績が悪化すれば少なく(減配)なったり無くなる(無配)場合や逆に増やしてくれる(増配)こともあります。全世界の株式に投資していれば減配する可能性はあっても無配は起こらないと思いますが。
国債や社債などの債券は株式よりも安定して金利が貰えます。但しキャピタル(値上がり)は期待できないのでリスクを大きく取りたくない人や資産形成後の人が投資するのが基本になります。
現在20・30代の若者は株式比率を高くして資産形成し、ある程度資産が作れた50代になった頃に債券比率を高くして安定したインカムゲインを貰うようにすれば自作年金を作ることができます。
投資する対象を間違わなければ20年、30年と株式で運用していれば、暴落が来ても損しない程の利益は乗っていると思うのでそのまま株式で運用しても問題ないと思っています。