介護業界に転職した理由
私は大学へ行かずに高卒で働いており地元では有名な会社に就職しました。バイトもしたことが無かったので就職したては本当に無知で世間知らずでしたね。
新卒で入社した会社は運輸業でした。あの頃は大型トラックの運転手になって仕事ついでに全国の美味しい物を食べてまわりたいという目標がありました。そんな目標も入社時に他部署に配属され崩れ去りましたね。
そこから同じグループ内で異動になりましたが会社の方針や上司の考え方が嫌だったので辞めました。次は社長と直接関われる中小企業なら自分をアピールできるかなと思って営業職で20名規模の会社に転職しました。
この頃はまだ投資を知らない無知な状態でありアピールして昇給・昇格を目指していましたね。微々たる金額ですが今は給料以外に収入が少しあります。
前置きが長くなりましたがこの営業職で仕事している時に介護業界へ転職する転機が訪れる事になります。
ガスの営業で主に個人宅を回る仕事の為、平日はお客さんと直接会える事はほとんどなくて会える確率が高いのは定年退職された高齢者の方々中心でした。
ガスの営業は法律で定められた期間で点検する必要があり立ち合い人も必要になります。点検が終了すると大抵の方が「ありがとう」と感謝される事が多いです。感謝されやりがいのある仕事だから介護業界に入ったと言ってしまったら一言で終わりになりますが、実際は少し違います。
ただ「ありがとう」と普通に言われただけなら入ってなかったでしょうね。ある高齢のおばあさんから「本当に心のこもったありがとう」と言われたのが転職した理由です。
文章では非常に伝えるのが難しいですがその方の「ありがとう」が本当に印象深く、後にも先にもこれ以上の感謝の言葉は受け取った事がありません。同じ言葉でも伝える側の本気度が違うと受けての心に響くようになります。
ガス営業の後に訪問入浴介護に転職しました。訪問入浴を選んだ理由は特に無かったですが強いて言えば1番初めに採用連絡がきたのと夜勤が無いからですね。訪問入浴に転職してから投資に目覚める転機が訪れますが今日は割愛します。
介護業界に入ってからも福祉用具会社に転職したりして現在は特別養護老人ホーム(特養)に勤務しています。特養は初めてで今後学んでいく事も多くなりそうです。
まとめると私が介護業界に入った理由は心のこもった感謝の言葉を頂いたからとなります。