合法的に税金を減らす方法
サラリーマンは雇われの身ですので会社の利益がグングン上がっていったとしても給料はそこまで上がりません。しかも累進課税により稼ぐほど税金も上がっていくので都合よく国に搾取されています。
サラリーマンは会社が潰れない限りは安定して毎月の給料が貰えます。そこはメリットかと思いますが沢山お金を稼ぎたいと思った場合は一番不利な立場ではありますね。
【国の制度を利用して税金を少なくしよう】
合法的に節税出来る制度として国が用意してくれているのがiDeCo(確定拠出年金)・NISA(ニーサ)・積み立てNISAがあります。
この3つはどれも投資して利益が出た場合は非課税となっています。通常は投資して利益が出たら20.135%の税金が引かれます。
【NISA・積み立てNISAとは】
NISAは非課税期間が5年間となっており年間120万までが投資出来る金額となっております。5年間で600万が非課税の対象となるわけですね。
現在のNISA制度は2023年までとなっており2023年までに購入した金融商品でなければ非課税対象となりません(2023年にNISAで購入したらその後5年間は非課税)
NISAで購入可能な金融商品は外国株・日本株・投資信託・債券など何でも自由です。
もう1つの積み立てNISAは非課税期間が20年となっており年間40万まで投資枠があります。積み立てNISA制度は2037年までですので2037年に購入すれば2056年まで非課税が続きます
積み立てNISAは金融庁により購入できる金融商品が決められており条件をクリアした投資信託やETF(上場投資信託)しか対象となっていません。
詐欺まがいな投資信託は基本的に購入不可能ですので初心者にとってはありがたいですね。年間の積立金額は40万と少ないですから投資を始める足がかりと考えてよいでしょう。
【iDeCo・確定拠出年金】
年金とついているので自分で作る年金と覚えてもらえればと思います。自分で掛け金を拠出して運用する年金であり月5000円から拠出可能ですので金銭的に余裕が無い人でも行えると思います。iDeCoには個人型と企業型があるので会社が導入していれば加入しているかもしれませんね。
税金面のメリットとしてNISAと同じく運用益が非課税な事ともっとも重要なのが拠出した金額がそのまま所得控除になる事です。会社に企業年金が無いサラリーマンであれば月2.3万、年間で27.6万が所得から控除されるので所得税や住民税が安くなります。
iDeCoのデメリットとして個人年金ですので60歳以降でないと原則受け取る事が出来ません。年金として受け取る場合は公的年金等控除・一時金の場合は退職所得控除の対象となります。
サラリーマンでも国が合法的に節税できる制度を作っているので実行している人としてない人では将来的に格差が広がります。今できる事をしっかり行っていくのが大切です。