排泄介助のオムツの当て方の基本
介護業務をしていると頻繁に排泄介助があると思います。オムツにはパンツとテープ止めタイプの2種類があり1日に何度もオムツ交換することもあるので正しい当て方を知っておくのが良いと思います。
ご利用者さん自身でトイレに行かれて排泄できる方は問題ないと思います。しかしご自分で歩いて行かれる方でも尿意や便意を感じずに失禁されている場合もあるのでADL(日常生活動作)が比較的しっかりされている方でもパンツタイプ(リハビリパンツ)を使用されるのが一般的ですね。
失禁がある方や尿量が多い方は尿取りパッドを使用されると思いますがパッドは必ずギャザーの内側に設置しましょう。ずれると吸収効果が減ってしまいます。
尿取りパッドは前後の幅が同じで向きはどちらでもいいタイプと前後の幅が違うタイプもあります。前後で幅が違うタイプは幅の広い方が女性ならお尻側・男性なら性器側に当てるようになります。女性は尿道が後ろになるので吸収しやすいように広い方が後ろになりますね。
注意点としては立ち上がりリハビリパンツを上げる前に尿漏れをされる方がいらっしゃるので尿取りパッドは先に素早く当てた方が良いと思います。
【テープタイプのオムツの当て方】
- 少し左右にオムツを引っ張ってギャザーを立てる
- 背骨にオムツの中心を当てる
- 腰骨の位置に上側のテープが来るように設置する
- ソケイ部にフィットさせる
- 上下のテープはクロスするように止める
基本的にオムツは左右対称になっていればきちんと当たっていて漏れることはあまりないですね。
私も仕事では時間に追われる事も多く完璧に出来ているかと言われると難しいですが少しずつ上手に当てれるようにしていきたいですね。