純金融資産から見る老後資金3000万が妥当な理由
老後資金は人それぞれのライフスタイルによって必要金額が変ってきますが一般的に3000万円が必要金額と言われています。
私個人も3000万あれば給料を全て使い切る生活をしても、投資資金だけでお金が加速度的に増加していく金額だろうと感じています。3%の配当金だけで年間100万近く貰えますからね。2000万だと少し物足りない気分になります。
この3000万という金額は案外的を得ていると思います。以下のデータは野村総合研究所が出している純金融資産保有額別の呼称です。
このデータは純金融資産(金融資産から負債を引いた金額)であり不動産や土地は含まれていません。株式や債券、保険、預貯金などになります。
ほとんどの人が純資産3000万以下のマス層に分類される思います。実際の割合に直すと約80%をマス層が占めています。私がこのデータを知らなかった時は1000万運用すれば小金持ちに入るだろうと思っていました。
しかし世間一般から1つ上のランクになるためには3倍の資金が必要と知り愕然としましたね。1憶は誰からみてもお金持ちと分かるので、桁が100万と1憶の間で1000万が小金持ちだと思うじゃないですか。
そんな1億円はデータで富裕層と定義されています。1憶円持っている人は世間で2%しかいませんから職場の身近な存在で出会う事は稀です。サラリーマンは1憶あれば老後資金も心配する必要もないですし給料を使い切る生活を存分に楽しめます。憧れる存在だと思います。
【老後資金が3000万は妥当】
純資産が3000万以上5000万以下がアッパーマス層となり一般人から見れば小金持ちとなります。大半の人は住宅ローンなどの負債があり純資産はローン返済後に増加してくると思いますが、現在は給料が上がらないので定年間近や定年後にローン完済するように組んでいる人もいます。
逆に定年退職を出来る人はそれなりに資産がありアッパーマス層以上のレベルにあると思います。そういった方は上位20%しかいないので定年後ほとんどの人が再雇用を希望するのは3000万以上の純資産がなくゆとりがないからでしょう。
一般人より少しお金を持っているアッパーマス層が老後資金目安となっているのは案外当たっているかもしれませんね。
私も40代を目標に純資産3000万のアッパーマス層を目指して資産形成していきたいと思います。