大手保険会社が認知症保険を導入だが本当に必要なのか?
第一生命が認知症保険を大手保険会社で初めて導入すると発表されました。12月18日から発売となるようです。医師から認知症と診断された上で要介護1以上と認定された場合に保険金が支払われる。
保険金300万円で終身型契約の場合の保険料は55歳男性・月3900円程度・55歳女性・月4700円程度らしいです。
認知症の保険は太陽生命などが先行して発売していましたので大手が追随する形ですね。2025年問題を考えれば高齢化による認知症は増加しますので需要はあると思います。
太陽生命のホームページを見ると認知症になる人の割合が男性で50%・女性で80%(95歳以降)と表示されています。95歳以降なんて認知機能は全員低下してるのが当然なので、間違ってはいないけど不安を煽って契約させる魂胆が透けて見えるようです。
【平均寿命で見れば認知症の正しい割合が分かる】
女性の平均寿命が86歳ぐらいです。同じく太陽生命のホームページで75歳~90歳までの認知症になる割合を確認すると、男性で15%~35%、女性で18%~42%近辺になっています。
男女共に90歳で50%を大幅に下回る割合となっています。平均寿命を大きく上回って生存するかはその時になってみないと分からないので、不安だから定年前に認知症保険を契約するのは控えた方がよいです。
【介護に必要なお金は月5万円?】
入所する場合は施設の料金によって様々なので割愛します。色々なサイトを調べていると在宅介護に必要なお金は平均して5万円のデータがあったので参考にします。
5万円の内訳は介護サービス費が1.6万、医療費やおむつ代などの介護サービス費以外で3.4万とのことです。
女性で介護が必要のない健康寿命(73歳)と介護が必要な平均寿命(86歳)の差が13年となります。この13年が単純に介護が必要な期間となるので月5万で考えれば780万が必要な介護費用と考えれます。
生涯で考えれば結構な金額となっていますけれど、月5万円と見れば国民年金を満額貰えば賄える金額です。そこまで不安になる必要はないのかなと個人的には思っています。
私は楽観的な方なので参考にならないかもしれませんね。不安なら投資して増やしましょう。