介護現場は秋~冬が危険度MAX
介護の現場で働いていれば毎年のごとく思っていることですが、季節の変わり目となる夏~冬にかけて利用者さんの体調不良が多くなります。
特に気温の変化に伴う発熱や頭痛の症状が利用者さんの中で度々みられるようになってきました。体調不良からの看取りで永眠される方もちらほらいらっしゃいますね。
介護現場は秋から冬場が一番やっかいな季節だと共感できる方は多いかと思います。夏の暑い時期でも比較的元気だった利用者さんが急に発熱したり、肺炎をおこされて入院してそのままご逝去されることも何度も体験しています。
また季節の変わり目は利用者さん自体を不穏にさせます。今まで夜間は熟睡されていた方が奇声を大きい声で上げたり、独語が多くなったり、徘徊や帰宅願望が再発することもあります。
私の施設でも既に兆候が見え始めております。全くコールを押さなかった人が用も無いのに頻繁に押したり、肺炎や転倒して入院される方もいます。この間も嘔吐された方がいて危うく周りにいた利用者さんを巻き込んでしまうところでした。
嘔吐物処理のマニュアルは各施設で対応方法があると思いますが、手袋やマスクなどは全て使い捨てです。嘔吐物を入れる袋も2重にして飛散を防ぐようし塩素系漂白剤で消毒液を作って消毒するのが一般的です。恐らく毎年介護施設では嘔吐物処理の研修はしていると思います。
利用者さんだけでなく職員もインフルエンザや風邪、腰痛と体調が思わしくない人が増えてきています。まだまだ冬は始まっていませんから今後は更に体調不良者が増えてくるでしょう。
早めのマスク着用で少しでも予防するのが賢明です。冬場を乗り切ってしまえば1年間は平穏な介護現場が続くと毎年感じますね。